猫のいる生活

あれから一年あまり・・・

昨年の今頃のこと…
出勤途中、職場の近くの路上に小さな猫が横たわっているのを発見した。

無情にも皆通り過ぎ、しかし、私自身も約束があったのでとりあえず職場に向かわざるを得なかった。
出勤してから約束の相手に時間をほしいとお願いし、近くの獣医を調べ、猫を保護しに戻った。

その間、15分ほど… 戻って抱き上げたとき、猫の目は大きく見開いたまま乾き、輝きを失っていた。
外傷は無く、まだほんのりと暖かかった。

状況から判断すると、たとえ、最初の発見で保護したとしても、助かる確率は低かっただろう。
あるいは、即死状態だったのかもしれない。
しかし、残念でならなかった。

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あれから一年あまりたち、今は猫と暮らしている。

行き場が無くなった猫の居場所になれればと思い、
縁を待ち続けていた。

ある日…
ネット上に掲載されていた猫に縁を感じて保護主に連絡した。
そして、この春 3月20日…猫の居る暮らしがはじまった。

現在2ヶ月たち、
時折私は、彼女から飼われている自分を感じずにはいられない。

不思議な猫パワーにつつまれた幸せな毎日。
彼女とともに歩み歳を重ねる自分が楽しみである。

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