猫のいる生活

捜索地レポート

お世話になった土地に感謝をこめて、
今回は捜索地のレポートを致します。

捜索をしていたところは、岩尾内湖畔のキャンプ場です。

士別市朝日町というところにあります。

名物は・・・
豊かな自然、
おさかながとれる湖(ダム湖:遊漁料かかります)、
そして、キャンプ場管理人の気風のいいおばちゃん(^^)

サイトはこんな感じです↓

朝日町は、林業で栄えた町で、
40年前は飲食店も多くとても賑やかなところだったと
地元の高齢者が教えて下さいました。

産業の衰退や営林署の統廃合とともに人口が減少・・・
過疎の町になり、士別市と合併したとのことです。

このキャンプ場周辺にも似峡(にさま)という大きな集落が
あったのだとか・・・
この地区一帯は、自然環境が厳しすぎて離農者が多く、
最後はダム建設のために全戸が撤退したという歴史があるそうです。

似峡の跡地は、今、この湖に沈んでいます。

※ぴりか失踪地点付近: 手前の笹薮は当初這いつくばってかき分け捜索した場所です

このキャンプ場付近も人の生活が無くなって・・・
豊かな自然を野生動物にお返しした感じですね。

※ぴりか失踪地点から湖を望む 2011.10.16

キャンプ場のセンターハウス裏には、神社山があります。
めったに人が入ることは無く、
道が痕跡程度にしか残っていませんが、あまり苦労なく登れます。

頂上には素朴なご神体(石に文字を刻んだもの)が残っています。
周辺にはちょっと結界のようなものが感じられます。
ご神木とみられる大木の根元には、ウサギの家(巣穴)があります。
似峡の町に住んでいた方やそのご先祖がたくさん眠っていると
ききました。

捜索をはじめた当初は、よく神社山に登り、ぴりかを探しました。
猫が身を隠すのにちょうどいい場所をみつけては
“ぴりかが来たらよろしくお願いします”とお願いして歩いたものです。


※ぴりか失踪時、最後に姿を見かけたところ 2011.10.16.

保護の直前、ぴりかは神社山の方から現れました。
大型のムシや小動物が多く豊かなところなので、夏の間も
鬱蒼と草木が茂る神社山で、ひっそり暮らしていたのかもしれません。

保護の翌週、現地に貼り紙撤去や、
ご縁のあった方へのご挨拶などのため現地を訪れましたが・・・
一週間の間に随分と秋が深まっていました。

画像が残ってないのですが、一つ宣伝を・・・

朝日市街の竹屋というお菓子屋さんで購入できる“かぼちゃパイ”は
素晴らしいお味です!
職場のお土産にしたところ、大変好評でした。

お菓子屋さんのおばちゃん、とっても気持ちが温かいです(^^)
ぴりかが見つかったことを報告したとき、
“嬉しい!”と泣いて喜んで下さいました。

それから・・・
同じく市街地にある一福食堂さんが大のお気に入り。
なつかしくて優しいお味の食事ができます。
手打ちそばとラーメン(和風あっさり系)が特におすすめです♪
オヤジさんとおばちゃんも、素朴で温かいです(^^)

ちなみに・・・
和が舎も快適だそうですよ(^^) 
支配人の秋元さんも、なかなかいい味を出されていらっしゃいます。
http://www.city.shibetsu.lg.jp/www/contents/1303257537044/index.html

我らはお風呂しか利用してないのですが、
保護にご協力下さった方が宿泊されて、
“寝具がとても良くて快適”とコメントされてました。

キャンプがご趣味でない方は、こちらへ宿泊されるといいかも。

自然とノスタルジーに浸りたい方、
是非、朝日を訪ねてみてくださいませ。

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