猫のいる生活

捜索の顛末 その1: 目撃情報まで

5月以来、ぴりかの目撃情報は途絶え、
7月・8月と時が経つにつれ、
現地では、諦めない私たちを半ば憐れむ眼で見る人も・・・

こちらもあまり真剣な顔で“探している”と言うのが
はばかられるような雰囲気になってきたし、
実際、食べ物が豊富にある時期に戻ってくるとは思えず・・・

           2011.07.23.現地撮影

それでも、出てきたときに誰かが食べさせたり電話をくれたり
するかもしれないからと、
月1回のペースで、貼り紙のメンテナンスだけは継続、

           2011.08.19.現地での夕食

しだいに・・・
保護できないうちに降雪期を迎えたときの心の準備をするように
なっていました。

状況が一転したのは9月24日の夜(連休の中日)のことです。

連休最終日に予定があったので、
あきらめて、現地から自宅に戻った時に電話が鳴りました。

失踪地点付近でキャンプをしていた若い夫婦(猫好き)のところに、
ぴりかとみられる猫が餌を求めて現れているという連絡でした。
夫と二人、翌朝戻りの予定で現地に戻ったのでした。

ありがたいことに、そのご夫婦は愛猫の捜索経験があり、
見知らぬ猫に自分たちのテリトリを荒らされても気にせず、
私たちが現地に到着する23時半までの間、ずっと餌付けしながら、
待っていて下さったのです。

結果的に、この一件が、
保護具体化の大きなきっかけになりました。

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